図解
図解:問いを6ステップで読みとく流れ(自動生成)
光は音よりずっと速いので、同時に生まれても光が先に目へ届くから。
夏の空に、ピカッといなずまが光ります。そして少ししてから、ゴロゴロと音が聞こえてきますね。どうして、光と音はいっしょに来ないのでしょう。
そのひみつは、光と音の「速さ」の大きなちがいにあります。
光は、とてもとても速く進みます。気象庁の説明では、光は一秒でおよそ三十万キロメートルも進みます。これは、とほうもなく速いスピードです。
いっぽう音は、まわりの空気をふるわせながら伝わるので、光にくらべるととてもゆっくりです。音が進むのは、一秒でおよそ三百四十メートル。光は、なんと音のおよそ百万倍もの速さなのです。
だから、雷では光と音が同時に生まれても、まず光がすぐに目にとどき、音はおくれてゴロゴロと聞こえてきます。同じ場所で生まれたのに、とどく時間がずれるのですね。遠くの雷ほど、光ってから音がとどくまでの時間は、長くなります。
ピカッと光ってから、ゴロゴロと鳴るまでの秒数を数えると、雷までのだいたいのきょりもわかります。光ってすぐ鳴る雷は近く、間があくほど遠い雷なのですよ。
雷の光と音が別々に届くのは、光と音の速さが桁ちがいだからだ。気象庁によれば、光は一秒でおよそ三十万キロメートル進むのに対し、音は空気を振動させながら伝わるため一秒でおよそ三百四十メートルにすぎない。その差はおよそ百万倍。雷雲の中で光と音が同時に生まれても、光は一瞬で目に届き、音ははるかに遅れて耳に達する。この時間差は、そのまま距離のものさしになる。稲光からゴロゴロまでの秒数を数え、音の速さをかければ、雷までのおおよその距離が見積もれるのだ。光ってすぐ鳴れば近い雷、間があくほど遠い雷である。ちなみに雷の正体は電気で、光った瞬間にはそばの空気が一万度ほどにまで一気に上がり、急に膨らんだ空気の激しい振動が、あの轟音になる。光の速さと音の速さ、その途方もない差を、私たちは夏の空でいつも体感しているのだ。
仕組みの科学
雷が光ってから音が遅れて届く理由は、光と音の伝わる速さがまるでちがうことにある。気象庁の解説によれば、光は一秒でおよそ三十万キロメートルという途方もない速さで進む。一方、音はまわりの空気を次々に振動させながら伝わる波なので、その速さは一秒でおよそ三百四十メートルにとどまる。両者の差はおよそ百万倍にもなる。雷雲の中では、光(いなずま)と音(雷鳴)はほぼ同時に生まれている。それでも、光は一瞬で目に届くのに対し、音は空気の中をゆっくり進んでくるため、遅れて耳に達する。これが「ピカッ」と「ゴロゴロ」がずれる正体だ。ではなぜ光と音が生まれるのか。気象庁によれば、雷の正体は電気である。放電が起きると、その通り道の空気は光った瞬間に一万度ほどにまで一気に熱せられる。熱せられた空気は急激に膨らみ、まわりの空気を激しく振動させる。この振動が耳まで伝わったものが雷鳴だ。セーターを脱ぐときのパチッという静電気とよく似た現象で、それをはるかに強力にしたものが雷なのである。
歴史と発見
光ってから音が届くまでの時間で、遠くの出来事までの距離をつかむ——この知恵は古くから使われてきた。花火や雷を見て、光の直後に音が来れば近い、間があけば遠い、と人々は経験的に感じ取っていた。やがて、光と音それぞれの速さが数値としてわかると、この感覚は計算に置きかえられるようになる。気象庁は、音が一秒におよそ三百四十メートル進むことを使えば、稲光から雷鳴までの秒数から雷までのおおよその距離が見積もれると説明している。たとえば音が届くまでに数秒かかれば、その雷は一キロメートル前後の距離にあると見当がつく。また、あれほど激しい雷の正体が「電気」であることも、長い研究の積み重ねの末に明らかにされてきた。今日では、雷を空から観測して、どこでどれくらい雷の活動が活発かをリアルタイムでつかむしくみも整えられている。夜空を照らす一瞬の光と、遅れて響く轟音のずれは、速さという物理の基本を、だれもが体で感じられる身近な教材でもあるのだ。
もう一歩先
雷の光と音のずれは、日常でためせる科学だ。稲光が見えたら「一、二、三……」と秒数を数え、鳴りだしたら止める。その秒数に、音が一秒で進むおよそ三百四十メートルをかければ、雷までのおおよその距離が計算できる。三秒なら約一キロメートル、六秒なら約二キロメートルという具合だ。数える間隔がだんだん短くなっていれば、雷雲が近づいているサインでもある。ただし、これはあくまで距離のめやすであって、安全のためのものだ。雷は遠くに見えても、次の一撃が急に近くへ落ちることがある。ゴロゴロと音が聞こえはじめたら、無理に距離を測り続けず、早めに丈夫な建物の中など安全な場所へ移ることが大切だ。同じ「光と音のずれ」は、花火大会でも観察できる。遠くの花火ほど、開いてから音が届くまでの間が長い。光が一瞬でとどくのに対し、音がゆっくりと追いかけてくるようすを、耳をすませて確かめてみるとよい。光の速さと音の速さの差は、雷にかぎらず、私たちのまわりのいたるところに顔を出しているのである。
🌱 ためしてみよう!3択クイズ
本文をよんでこたえてみよう。タップでせいかいがでるよ。
Q1. 雷で、光が音より先に届くのはどうしてでしょう?
Q2. 音は一秒でどれくらいの速さで進むでしょう?
音はまわりの空気をふるわせながら伝わるので、一秒でおよそ三百四十メートル進みます。光にくらべるととてもゆっくりで、その差はおよそ百万倍もあります。だから音は遅れて聞こえます。
Q3. 光ってから音が鳴るまでの時間が短い雷は、どんな雷でしょう?
光と音の間が短いほど、雷は近くにあります。秒数を数えて約三百四十メートルをかけると、雷までのおおよその距離がわかります。音が聞こえたら、早めに安全な場所へ移りましょう。
👤 大人のちょっとした雑学
速さの差はおよそ百万倍
光は一秒で約三十万キロメートル、音は約三百四十メートル。その差はおよそ百万倍にもなる。雷雲で光と音が同時に生まれても届く時間が大きくずれるのは、この桁ちがいの速度差のためだ。
空気が一瞬で一万度
雷の正体は電気。放電した瞬間、通り道の空気はおよそ一万度に達し、急激に膨らむ。この激しい空気の膨張と振動が雷鳴の正体だ。セーターを脱ぐ静電気を、途方もなく強力にした現象といえる。
秒数を数えれば距離がわかる
稲光からゴロゴロまでの秒数に、音の速さ約三百四十メートルをかければ雷までの距離が見積もれる。三秒で約一キロメートル。間隔が短くなってきたら雷雲が近づく合図で、身を守る目安になる。
🔬 とことん深掘り:読書ガイド
読み順ガイド(やさしい→専門)
- 天気や気象をあつかった子ども向けの科学図鑑
まず雷やいなずまがどんな現象かを絵で見て、光と音のずれのイメージをつかむ。 - 気象のしくみをあつかった一般向けの科学書
積乱雲の成長や雷の発生を平易に学び、身近な空の現象として理解を深める。 - 大気電気学など放電現象をあつかった専門書
雷の放電やプラズマとしての性質など、電気の物理まで踏み込んで学ぶ。
さらに進む方向
もっと詳しく:くらべてみる
- 光(いなずま)一秒でおよそ三十万キロメートル進み、一瞬で目に届く
- 音(雷鳴)一秒でおよそ三百四十メートル進み、遅れて耳に届く
- 速さの差およそ百万倍。だから光が先、音があとになる
ことばのメモ
- 稲光
- 雷のときにピカッと光る光
- 雷鳴
- 雷のときのゴロゴロという音
- 光の速さ
- 一秒で約三十万キロメートル
- 音の速さ
- 一秒で約三百四十メートル
- 放電
- たまった電気が一気に流れること
よくある質問
どうして光が先で、音があとなのですか?
雷までの距離は、どうやってわかるのですか?
雷はどうして光って、大きな音がするのですか?
光ってすぐゴロゴロ鳴る雷は、近いのですか?
学びのタネ
この問いに関連する本・実験・サービスのご紹介です。
家でできること
- 雷が光ってからゴロゴロ鳴るまでの秒数を数え、約三百四十メートルをかけて雷までの距離を計算してみよう。
- 花火大会で、花火が開いてから音が届くまでの間を観察し、遠い花火ほど間が長いことを確かめてみよう。
おとな向けに:新書・実用書
とことん深く:専門書・古典
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出典・参考文献
- 気象庁 気象庁キッズ雷が光ってから、音が聞こえるまでに差があるのはなぜ? 参照 2026-07-04
- 気象庁 気象庁キッズ雷はどうして光るの?どうして音が鳴るの? 参照 2026-07-04
出典・正確性ポリシー:詳しく読む
光は一秒でおよそ三十万キロメートルも進みますが、音は一秒でおよそ三百四十メートルです。同じ場所で同時に生まれても、速い光が先に目に届き、ゆっくりの音は遅れて聞こえてくるのです。